LINE上場で話題沸騰!IPO投資の方法と注目銘柄は?

かねてから噂されていたLINEの上場が2016年7月15日に決定しました。日本郵政グループ以来の大型上場で話題沸騰となっています。LINEとはどんな企業なのか、買いなのか見送りなのか投資家の行動が注目されています。

そこで今回は、IPO投資の方法と注目銘柄について、どこよりも詳しくご紹介します(データは2016年6月22日現在)。

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(出典:ロイター)

LINE(3938)

無料通話アプリで人気のLINEですが、事業は多岐にわたっています。おもな事業内容は、企業広告、音楽・動画配信、ゲームアイテム、アプリスタンプの販売、決済サービスなど。

LINEアプリの提供が始まったのは2011年6月で、利用者間なら無料で通話ができるメリットや、メッセージのグループ化やスタンプ機能などのサービスが受けて、若年層を中心に登録ユーザーは6,800万人に達しています(2016年1月現在)。

このほか、新規事業として、格安スマホ販売事業にも進出する予定です。

共同幹事証券会社は、野村証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券で、国際企業のLINEだけに、外資系証券会社の名前が見えるのが特徴です。仮条件決定は6月27日、上場が7月15日となっています。

今回上場に踏み切ったのは、海外事業の強化がおもな目的です。

2016年3月末現在LINEの利用者の7割ほどを日本、台湾、インドネシア、タイの4か国が占めています。この地域では前年より7%利用者が増加しているのに対し、欧米では逆に減少しており、ライバルのフェースブックや中国ウィーチャットなどに後れをとっています。

ニューヨーク市場での上場も含め、今回日米で1,000億円の資金調達を行ない、広告や技術開発で利用者増を図る戦略です。

次に足元の業績ですが、2015年12月期で売上収益1,207億円、純利益は75億円の赤字を計上しています。売り上げは2013年12月期の396億円から3倍増の急拡大を見せていますが、逆に純利益は、2014年12月期の42億円の黒字から赤字転落と、収益力には疑問符が付きます。

日本郵政グループ同様、知名度が高い銘柄だけに、抽選に当たれば上場時に利益が出るのは確実ですが、抽選にはずれたとしても、上場初日に買えれば、その後の値上がりは十分に期待できます。問題は、買い気配のままストップ高になるケースで、反落リスクが高まるだけに、あまり深追いはしない方が良いでしょう。

△買い推奨(ただし短期売買で)

LINE以外のIPO銘柄一覧(カッコ内は証券コード)

●キャリア(6198)

東証マザーズ 抽選日:6月17日 上場日:6月27日 主幹事証券会社:SMBC日興証券 公開価格:1,950円 【投資のポイント】シニア向けの人材紹介、人材派遣事業を展開。

介護分野にも進出しており、今後の高齢化社会を考えると有望な事業展開をしているといえます。2015年9月期の1株利益も96.14円と高く、公開価格で割ったPER(株価収益率)は20.3倍です(以下の銘柄も同計算)。△買い推奨(短期投資)

●ベガコーポレーションズ(3542)

東証マザーズ 抽選日:6月17日 上場日:6月28日 主幹事証券会社:野村証券 公開価格:1,600円 【投資のポイント】家具やインテリア製品を中心としたインターネット通販事業を展開。2016年3月期の1株当たり純利益は114.93円でPER 13.9倍と割安も、競争激化が懸念材料。□中立

●ソラスト(6197)

市場:東証1部 抽選日:6月21日、上場日:6月29日 主幹事証券会社:SMBC日興証券 公開価格:1,300円 【投資のポイント】医療関連受託事業と、介護・保育関連事業を中心とした事業内容で、堅実なイメージがあります。2015年3月期の1株当たり純利益は51.35円でPER 25.3倍と、あまり割安感はありません。□中立

●コメダホールディングス(3543)

市場:東証1部または2部 抽選日:6月20日 上場日:6月29日 主幹事証券会社:大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券

株主優待:100株以上 年間2,400円相当の電子マネー式金券(1,200円分×年2回、2月・8月権利確定) 公開価格:1,960円 【投資のポイント】人気コーヒーショップチェーン「コメダ珈琲店」を運営する会社で、この中ではLINEに次いで知名度が高いといえます。2016年12月期の1株当たり純利益は94.2円でPER 20.8倍。

△買い推奨(中・長期投資、上場後に買ってNISA保有向き)

●セラク(6199)

市場:東証マザーズ 抽選日:6月23日 上場日:7月1日 主幹事証券会社:SMBC日興証券 公開価格:1,360~1,500円(仮条件) 【投資のポイント】ITインフラ、ウェブマーケティング、スマートソリューションを中心とした、典型的なIT関連企業です。

2016年8月期の1株当たり純利益は87.08円でPER 15.6~17.2倍と割安。△買い推奨(短期・中長期ともに可)

●インソース(6200)

市場:東証マザーズ 抽選日:7月11日 上場日:7月21日 主幹事証券会社:みずほ証券 公開価格:6月30日に仮条件決定 【投資のポイント】研修を中心とする人材教育事業を手掛けます。

2015年9月期の1株当たり純利益は31.7円。予想PER20倍としても600円前後の株価にしかならず、IPO投資家に敬遠されそうです。▲見送り

●デュアルタップ(3469)

市場:JASDAQ 抽選日:7月11日 上場日:7月21日 幹事証券会社:SBI証券 公開価格:6月30日に仮条件決定 【投資のポイント】国内不動産販売、賃貸・仲介、海外不動産事業の3本柱で運営する不動産企業。

2015年6月期の1株当たり純利益は349.52円と超高収益。かなりの売り出し価格になるはずなので、条件決定を待って判断したいところ。□中立

この中で注目銘柄は、セラク(6199)。業種がIT関連、市場がマザーズ、低PER、有配株と、急騰する条件が揃っており、期待大。上場初日に買えれば確実に利益は出そうです。

ただし、買い気配ストップ高に注意。業績は順調に伸びていることから、株式分割狙いなど中長期での保有も可で長・短自在の投資が魅力の銘柄です。

LINE関連株への投資は慎重に

アドウェイズをはじめとする、LINE関連株はLINEの上場が噂されるたびに急騰する場面がありました。今回LINE上場後に再び人気化する可能性もあります。

ただし、LINE関連株はすでに上場が織り込み済みの可能性があり、材料出尽くしで反落するリスクがあります。もし狙うならまだ割安に放置されている銘柄に絞った方が無難です。

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▲GMOインターネット(9449)チャート(出典:SBI証券)

LINE関連銘柄10選

アドウェイズ(2489)……「LINEフリーコイン」の販売会社。
グリー(3632)……LINEと共同でゲームコンテンツを開発。
ボルテージ(3639)……「LINE GAME」にコンテンツを提供。
メディアドゥ(3678)……「LINEマンガ」にコンテンツを提供。
ガイアックス(3775)……LINE公式アカウントの運用支援。
イマジニア(4644)……「LINE GAME」にパズルゲーム提供。
サイバーエージェント(4751)……「LINE Dynamic」の開発会社。
フリークアウト(6094)……LINEが子会社の株主。
エイベックス・グループホールディングス(7860)……「LINE MUSIC」を提供。
GMOインターネット(9449)……「LINEフリーコイン」の販売会社。

この中でおすすめはGMOインターネット(9449)。「LINE フリーコイン」を販売しており、ゲーム関連株としても注目されます。

他の関連株の中にはPER100倍を超えるものもありますが、同社はPER17.81倍(直近株価で計算)と割安で、20円配(利回り1.88%)と株主優待が付くことで、資産株としても投資価値があります。

上記チャートを見ると、高値からかなり下落していることから下値不安も少なく、絶好の投資チャンスといえそうです。

目論見書の閲覧は企業によって対応が異なる

では、具体的な投資方法を見てみましょう。

IPO株を自分で調査するのに、一番参考になるのが目論見書です。目論見書とは、各企業がIPOにあたって発行する募集内容や業績、財務等を掲載したガイドブックのようなもの。抽選に参加する場合は、目論見書にあらかじめ目を通す必要があります。

証券会社のホームページにあるIPOコーナーで誰でも閲覧可能ですが、ログインしないと閲覧できない銘柄(LINE、ソラストなど)もあり、企業によって対応が異なります。

目論見書でチェックして投資する銘柄を決めたら、あとは証券会社のホームページの案内に沿って抽選に申し込むだけです。ただし、申し込みには期間があるので、早めの対応が肝要です。

IPO株を取り扱っている証券会社は?

最後に、IPO株の購入を扱っている証券会社を見てみます。ほとんどの証券会社で申し込み可能ですが、野村、大和、SMBC日興の3大メガ証券は法人中心の営業となるため、個人の申し込みには向いていません。

ただし、主幹事証券になっている場合は、売り出し株数も多くなるので、チャレンジしてみるのも一考です。

ネット証券会社で取り扱っているのは、SBI証券、カブドットコム証券、松井証券、マネックス証券、むさし証券、楽天証券など。
ちなみにネット証券最大手のSBI証券では上記すべての銘柄に応募することができます。

宝くじ的な魅力があるIPO銘柄。抽選に応募して夢を買うのもよし、上場後の初値を見てから判断するのもよし、それぞれの投資スタンスによってお宝株を発掘してみてはいかがでしょうか。


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