大本命のイン・ザ・マネーではなぜ勝てないのか?バイナリーオプション解説②

一回目ではバイナリーオプションの全体像を解説しました。

第一回はこちら⇒バイナリ―オプション投資で稼ぐコツ ~最弱の方法が最強のトレード法になるまで~

判定時間を狙うのに三つの価格帯の選び方があったことを思いだしてください。

ここでもう一度おさらいします。

  • 確率が高く利益が低いイン・ザ・マネー
  • 五分五分の本命アット・ザ・マネー(ATM)
  • 確率は低いが高配当のアウト・オブ・ザ・マネー

それぞれ現在の価格が目標値とどんな位置にあるかで分類します。

今回集中的に取り上げて説明したいと思うのが最初の、確率が高く利益が低いイン・ザ・マネーの狙い方です。

イン・ザ・マネーはいうならば大本命の価格帯で、最初から値段が目標値に来ているものを表します。

例えばこのようにすでに現在価格が目標値の112.150を上回っているために、最終的にはかなりの確率でこのまま円安で終わるでしょう。

実際に、右側の赤い円安の板をみれば835円の値段がしています。

イン・ザ・マネーはそのまま判定されて勝ちになる確率が高い反面、利益は少なくなります。1000円が満額払い出しなので、勝っても差額の165円が手に入るだけです。

そして、これは重要ですが負けた時には元本の835円を失わなければなりません。

ということで本命に見えるイン・ザ・マネーは決してローリスクではないのです。

ただ、勝てる確率が高いのは確かなのでペイアウトとの関係がどうなるかが問題です。

わたしは一時期、このイン・ザ・マネーを収益の柱にしようとして徹底的にトレードしました。それこそチャートやタイミングを徹底的に研究しながら何百回とトレードを繰り返しました。

しかし、結果はー

一時的には利益が積み重なる時があっても長期的には思わしい成績を残すことができませんでした。どうしても損益分岐点を下回ってマイナスになってしまうのです。

なぜ、一番有利なはずの大本命のイン・ザ・マネーで成績を残すことができないのか?

その理由を考えると、有名な公営ギャンブルである競馬で人が勝てないのと同じ理由に行き着くことに気づきました。

競馬などの公営ギャンブルで勝てない理由

理由ははっきりしています。控除率つまり国や地方公共団体などの胴元の取り分が大きすぎるからです。

一般的に25%が胴元の懐に入り参加者には75%しか払い出されません。

つまり言い換えれば、たとえば馬券を10万円分買うとすれば2万五千円ずつ毎回手数料を取られているのと同じことになるのです。

もし、トレードの度ごとに25%を手数料として証券会社に収めるようなことがあったら、たとえば100万円株式や先物を購入した瞬間25万円失っていったら、瞬く間に全財産を失ってしまうでしょう。

実際、公営ギャンブルではそれと同じことが行われているのです。

バイナリーオプションの場合はそこまで大きくないですが、サヤ(スプレッド)の大きさには十分注意を払わなければなりません。

普通50~90円のサヤ(スプレッド)が付いていることが多いので満額の1000円に対して5~9%くらいが実質的な手数料ということになります。

公営ギャンブルほど大きくありませんが決して無視できない大きさです。FXのスプレッドが0.003%なのに比べると雲泥の差です。たとえば比べてみると

公営ギャンブル(競輪・競馬etc)      25%
バイナリーオプション         5~%
FX                  0.003~%

こうやって並べてみるとスプレッド=実質的な手数料の面ではどれが有利かは一目瞭然です。

この表にあるようにスプレッドの面からだけで判断するのならばひたすらFXだけをやっていたほうがいいということになります。はたしてその結論は正しいのでしょうか?

そのようなことはありません。

バイナリーオプションにはFXにはない

  • 判定価格をわずかでも上回ったら勝ち
  • 元本が二倍になるようなチャンスがある
  • 損失限定

というような特徴=メリットがあるのも事実です。

上記のようなメリットがあるためFXではできないトレードが出来る可能性もあります。わたしはしばらくその可能性を模索しました。

トレード法その2 判定時間間際にかける

◎締切時間の直前(10秒~三分前)にエントリーする
◎隣あった価格の有利な方にエントリーする

判定時間の二分前に締め切られるので、その締切直前にトレードすることでできるだけ時間による不確実性をなくそうとしました。

このような時間ギリギリの駆け込み的な方法を取れば、たしかに判定までダイレクトに行けます。

しかし何百回と実際のトレードを繰り返した結果、これは実はとても不利なトレード方法だという結論に達しました。

その理由は、残り三分くらいで有利なポジションになっている行使価格のものはプレミアが大きく900円くらいの値段になっているからです。

900円のものを有利だからといって買うと満期でも1000円。100円しか取れません。

それでもたしかに毎回連勝して100円くらいずつとれていくのですが、十回に一回くらいは負けてしまいあっという間につみあげた利益が消えてしまうのです。それだけでなく十回のうち二三回負けになるめぐり合わせの時もあります。

結局、この終了間際に900円くらいで出ている値段そのものが、FX会社に有利で個人投資家にとってかなり不利な値段だという結論に達しました。(800円くらいならトータル利益になります。)

まとめ

バイナリーオプションで大本命とも言うべきイン・ザ・マネーにかけるのは不利

理由)
利益の小さいトレードの繰り返しになる。

負けるときは900円近い元本を失う。

トレード回数が多くなり、スプレッド分を失い易い

(第三回に続く)

アット・ザ・マネー(ATM)は手数料で負けてしまう? バイナリーオプション解説③

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