ファーストリテイリング株価下落の原因は?ユニクロの今後見通し

(株)ファーストリテイリング(9983)の株価の下落が著しくなっております。

ユニクロ株価

上記は1年間の株価のチャートですが、2015年7月には6万円超えていた株価は、2016年2月1日現在は、37,670円を付けており、下落の激しさが一目瞭然です。

ファーストリティリングとはどんな会社?

ファーストリテイリングという名前は、アパレルの小売店舗「ユニクロ」として、あまりにも有名ですね。

しかし、ファーストリテイリングの歴史などは結構知られていないのではないでしょうか。

ファーストリティングの創業は、1946年10月です。現会長の柳井正の父親である柳井政雄が、山口県山口市内に「小群商事」として創業されたのが始まりです。

その後、1963年に前進の法人である「小群商事株式会社」として法人化されました。また、1972年に現会長である柳井正が入社し、1984年に広島県中区に「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」が第一号店として開店されました。

その後、目覚ましい成長を遂げ、2002年2月には東京証券取引所1部上場し、店舗数は800を超えるほどの大規模小売業者となりました。

また、当社は、ブラック企業としてインターネットで囁かれています。実際に私の友人が5年前まで勤務していましたが、100%これは事実でしょうね。

管理職となると、一切残業手当は付かず、サービス残業100時間は当たり前。正社員どころかアルバイトまでサービス残業が恒常化しているようで、かなりひどい労働状況らしいです。

2015年8月の決算期によると、ファーストリティリングは1600億円以上営業利益を出していますが、元ファーストリティリング従業員である私の友人に言わせると、「払うべき人件費(サービス残業による残業代カット)を払っていないのだから、これだけ利益が出るのは当たり前。ある意味東芝の不正会計よりもたちが悪いよ。」と言っていました・・。

しかし、内部事情はともかく、財務内容、会社の業績は凄く良質のようですね。2015年8月決算時点の財務内容を見ると、利益の積み重ねによる内部留保の潤沢さから、自己資本比率は64.5%(上場企業の小売業の業界平均は45%程度)であることから、優位な状況にあることが分かります。

売上についても、2013年は1,143,003百万円、2014年は1,382,935百万円、2015年は1,681,781百万円と右肩上がりのようです。

もちろん、利益についても2015年は当期純利益110,027百万円を計上するなど、立派な優良企業としか言いようがありません。

投資家の期待が大き過ぎた?ユニクロ株価下落の要因

このファーストリテイリングの下落の要因は具体的には、以下の通りです。

  • 円安による仕入価格の上昇
  • 海外工場の人件費の値上がり
  • 原価の上昇分を商品価格に転嫁したことにより、来店客の減少

確かに、納得できることばかりですし、否定はしませんが、私は、元々ファーストリテイリングの株価が、投資家の過度な期待により実態以上に高くなっていたと考えています。

言い換えると、現在は、下落しているのではなく、実態の株価に近づいていると言えるのではないでしょうか。

会社の利益と株価の関係を表しているPER(株価収益率)を見ると、ファーストリテイリングについては34倍を超えており、上場企業の小売業の平均である16.67倍と比較しても、割高であることが分かります。

確かに、将来性の高い企業についてのPER(株価収益率)は、高くなりがちです。しかし、当社については、将来性が高い会社と言えるでしょうか?

海外に工場を置き、材料などを仕入れている以上、為替などの影響も受けます。また、単価の低い商品を扱うことで、薄利多売の商売を行っている点で、安定感がある会社とは言えません。

しかし、会社の知名度、何百億以上の当期純利益の計上する収益状況などを見て、過度に買われすぎていたというのが、実態ではないでしょうか。

ファーストリテイリングの株価が下落しているからと言って、「お買い得」と考え、投資するのは危険だと考えています。


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