アット・ザ・マネー(ATM)は手数料で負けてしまう? バイナリーオプション解説③

第二回目では勝つ確率の高いインザマネーの勝負を紹介しましたがうまくいきませんでした。インザマネーはその時点では判定価格を超えていて有利なものの利益が少ない上に、失敗した場合には掛金全て(900円近く)を全て失ってしまいました。

第二回目はこちら⇒大本命のイン・ザ・マネーではなぜ勝てないのか?バイナリーオプション解説②

勝つ時にはとれて100円

負けるときは900円

これではどんなに確率が高くても一回負けただけでそれまでの利益がフイになってしまいます。

ということでインザマネーで勝負することは諦めずるを得ませんでした。

次に考えたのがアット・ザ・マネー(ATM)での勝負です。これはグラフのような状態になったものをいいます。

赤線で引いたところが112円95銭のアット・ザ・マネー(ATM)です。

最初は円安になってあとは円高に戻り、最後はちょうど112円95銭で終わっています(ちなみに「以上」という条件になっているので同値なら円安判定されます。(これはかなり稀なケースです))

このような一番近い価格を判定に使う値段として選ぶと、勝つか負けるか確率は五分五分に近くなります。

そこでまた問題になるのはスプレッドです。

これはスプレッドが少し小さい時のものですがそれでも50円(5%)くらいあります。

購入価格と売却価格が50円違っていてそれがそのままFX会社の取り分=利益になります。

バイナリーオプションは途中でも売却することができますが、このサヤが大きいために途中売却ではなかなか儲からないようになっています。普通はこういうアット・ザ・マネー(ATM)は満期になった時に勝っていれば1000円払い出しになるので、最後まで持続が普通ですね。

というようなアット・ザ・マネー(ATM)の勝負ですがまず勝たなければ意味がありません。

しかも必ず一定以上の確率が求められます。つまり偶然のラインの五分五分の勝率では手数料(スプレッド)のせいで負けてしまいます。

意外と難しい為替の方向性

もういちどグラフを載せますが、たとえば円安に予想して一度途中で予想があたっても、このように時間の経過とともにもみ合って再び反対方向に動いて負けてしまうケースが数多くあります。

途中で利確しようと思ってもスプレッドのせいで利益が出なかったり、大きな利益を逃したりとなかなかうまくいきません。

結局、アットザマネー(アット・ザ・マネー(ATM)の勝負は数多く重ねればスプレッドの分がコストで重くのしかかってきて最終的には損してしまうという結果になりました。

FX会社との戦い

ここできわめて重要なことを頭に入れておかなければなりません。バイナリーオプションがふつうのFXとは根本的に違う部分は、FX会社と利益を争うゲームだということです。

ふつうの株式やFXの場合、証券・FX会社はたんに取引の仲介をして手数料をとって利益をあげているので顧客の勝ち負けはどうでもいいわけです。

どうでもいいといえば誤解を生むかもしれませんが、つまり顧客がトレードでどんなに利益を出そうが損しようが、FX会社自体の損益には全く影響しません。

あくまでFX会社はスプレッドや手数料をとって利益を上げているので顧客のトレード成績自体は全く関係ないのです。

ところがバイナリーオプションの場合、顧客の勝ちはFX会社の負けになります。顧客が勝って利益を上げるときはFX会社が損をして払い出さなければならなくなり、逆に顧客がトレードで負ければそれは会社の利益になります。

もちろんバイナリーでもスプレッドの分はFX会社の利益になりますが、その分も含めて

  • 顧客の勝ちはFX会社の負け
  • 顧客の利益はFX会社の損失

になってしまいます。それがバイナリーオプションでトレーダーの全体の取引額を制限したり、スプレッドが大きくなっている理由です。

そんな特殊なものなので、それを心してかからないといけません。結論を言えば、なんの法則性もなくただ機械的に回数を重ねればバイナリーオプションは負けるようにできています。

FX会社が有利になっているシステムをくつがえすような工夫が必要なのです。

バイナリーオプションでの不利を逆転する方法

エントリー時間やエントリー価格をどんなに工夫してもそれだけではバイナリーの不利を覆すことはできません。

確率的にも無造作に数多くエントリーしてしまえば勝率五割に近くなって負けてしまうのです。

あくまで相場を読んで勝てる可能性のあるときだけを選んでエントリーする必要があります。そして研究を重ねた結果、重要な指標発表の前後にだけエントリーする方法を思いつきました。

もちろん米雇用統計やFOMC発表の前後はスプレッドはさらに大きくなっているのが普通です。

ただ、その大きくなっているスプレッド以上に相場が大きく動けば利益を出せる可能性は上がります。

ということで現在はバイナリーは普通は使わず、重要な指標発表の前後かよほどチャートで強力なはっきりとした形が出ている時だけエントリーするようにしています。

次回はその方法について説明します。

まとめ

◎バイナリーは無造作に回数を多くエントリーすれば確率的に負けるようになっている。

◎バイナリーはFX会社との勝負である

◎バイナリーオプションは通常は行わず、指標発表のときや特殊なチャートの形が出たときに限ってエントリーする。

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